ポルノ映画館
ポルノ映画館
住宅街のど真ん中にあるポルノ映画館。そこは、時代背景に反して、今でも他では体験できない刺激的な昭和の建造物であった。それは、男同士でハッテンするために特化された暗闇と、鼻を突くような臭いの汲み取り式の便所である。
ある日、そのポルノ映画館に足を踏み入れる五十代半ばのサラリーマン、山田がいた。彼は仕事に疲れ、ストレスがたまっていたことから、ポルノ映画館でリフレッシュをするのが日課だった。
ポルノ映画館 2
ポルノ映画館
part 1
商店街の近くにあるポルノ映画館は、不思議な魅力を持っていた。綺麗な一般の映画館とは違い、朽ち果ててひっそりとたたずむ胡散らしい映画館だ。
そこには、男たちが集まり、映画を観ながら孤独な欲望を解放する場所だった。目的はただ一つ、お互いが欲望のまま刺激を求めて肉欲を満たす事だ。